2007年05月31日
世界最古の土器☆★☆縄文土器がもたらしたものは
←豆粒文土器
こんばんは~
bunchanです。
naotoさんに続いて土器の発明は何をもたらしたのか、考えてみたいと思います。
ところで、世界最古の土器って縄文土器
だということを知ってました?
http://homepage2.nifty.com/singingsand//////////miwa/dokijomon.htmlより引用(画像もお借りしています)
人類文明の発祥地はエジプトとメソポタミア、インド、黄河流域の中国が四大文明発祥の地とされているが、古代人の生活において画期的発明は縄文土器だという(志村史夫著『古代日本の超技術』(1997,講談社)。いままで食べにくかったものをたべられるようにし、食物資源の範囲を広げて人類の生存圏を広げた。 また縄文土器の文化史的意義について、縄文土器の専門家:小林達雄は次のように書いている。「それまでの道具(石器や木、竹など)は、用意した素材を割ったり削ったりしてしだいに大きさを減らし、目的とする形態に仕上げる減量型であった。ところが土器は、掌にした一塊の粘土に次々と増量しつつカサ上げしていくという正反対の方向をとる増量型である。しかも石器などでは、いったん打ちかいてしまった部分は、たとえ不本意であっても、もはや修復不可能である。けれども土器は、加除修整は自由自在である。このように土器は、それまでの人類史には絶えて見ることのなかったまったく新しい造形学的性質をもつ。やがて縄文人は道具としての土器の形態を実現するだけでなく、その造形の自由さを利用して縄文人の抱く世界観を表現するキャンバスにしていった。言い換えれば、縄文土器は日常什器の一つというにとどまらず、いわば文化的な機能の重責をも果たすようになったのである。」(小林達雄著『縄文人の世界』(朝日選書,1996)
土器の出現は調理革命を起こした。煮て食べることが可能になったので、堅いものを軟らかくして、いままで食べられなかったものが食べられるし、味つけも可能となった。人類の食文化の開花であった。
世界最古の土器は縄文土器だったらしい。(2002年4月現在これは動かない事実だ。
現在までのところ世界最古の土器とされているのは、12000年前の土器が佐世保市瀬戸越町泉福寺洞窟から出土した 豆粒文土器である。
土器が可能にしたのは、水分を一つのところにためておく・火にかけることができるようになったということなんです。つまり、煮炊きできるようになったということ。
ところが縄文土器は釉薬などをかけない「素焼き」です。普通、素焼きのものは、水をしみこませて逃がしてしまうのですが、どうやって水を逃がさないようにしたのでしょう??
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千葉市の貝塚 さんからの引用要約です。
ポイント!漏れない素焼き
縄文式土器は素焼きです。通常の素焼きの土器は水が漏れます。しかし、煮炊き用の縄文式土器の内部はよく磨かれています。博物館などで縄文式土器を見る時に、内側を見てください。きめ細かく、つるつるです。
縄文時代は、採掘した粘土を精製しません。粘土の地層のうち、最も土器に適した部分を採掘しました。
この粘土を長期間、寝かせます(1年?)。
縄文式土器は粘土と砂/土を混合(この混合物を一般に粘土と言います)し、水を加えて混練します。
充分に均一にし、気泡を充分追い出します(数週間?)。
粘土のひもを作り、輪積みをして土器の形を作ります。
形を作る際に、粘土のひも同士が接する面に角度をつけます。水漏れを起こさないための技術です。
日陰で乾燥させます(数週間)。
半乾きの時(乾燥開始後数日?)に貝殻などで内部を磨き、圧力をかけることで高密度にします。 野原で、最初は草、次に薪で焼きます。いわゆる野焼きです(800℃?)。
ポイント!土器の意味
「煮る」という料理方法は、あたりまえ過ぎる料理方法です。しかし、土器発生以前は煮ることができませんでした。「炊く」、「蒸す」も同様です。もし、煮る/炊く/蒸すといった料理ができなかったら毎日の料理がどのようなものになるか、想像してみましょう。湯を沸かすこともできません。 そんな想像をしてみると、土器が食材の種類を拡大させたことがわかります。縄文時代に、日本人は土器を使用することによって食糧問題を緩和することができました。だから、土器を重要と考え、過度の装飾が施されたと考えます。また、素焼きの土器は、過熱されると、遠赤外線を発生して、料理材料の内部を加熱することができるそうです。 千葉市の貝塚
なるほど~
お湯を沸かすこともできない状態って想像できないですよね~。土器、画期的です。
投稿者 bunchan : 2007年05月31日 20:16
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コメント
えっ、すごいですね。こんなややっこしい工程をすでに1万5千年も前に日本人は見つけていた。感動モノです。
自然の摂理を注視した結果が縄文土器だったんですね。
今では簡単に電気でお湯を沸かしたりしていますが、確かに煮るという方法を発見したことは実に大きな進歩です。
煮物が嫌いなんていってられませんね。(笑)
投稿者 tano : 2007年06月01日 01:07
こんばんは~☆
紹介されているような土器の製法を編み出すまでには、
なんだか水分が染み込むな~(-_-) とか、
こうしてみたらいいかんじ(^^)v とか、
ああだこうだしてたのではないでしょうか。
そんな縄文人を想像していると、楽しくもあり、ありがたくもありますね!
投稿者 bunchan : 2007年06月02日 00:26
昔、高校で陶芸の授業をとっていて2年くらいやったことがあるので、縄文土器の話はとても興味深く拝見させて頂きました。世界最古の土器が日本にあるというのは意外な感じがしますが、日本文化の基本がその時代からしっかりしていたということなんでしょうね。
縄文時代から弥生時代になって、文化も土器も違うものになった印象がありますが、根っこの部分では今も日本文化の底辺になってるんだろうなあと思います。
投稿者 ロマーヌス : 2007年06月02日 19:59
ロマーヌスさん、コメントありがとうございます☆
返信おそくなってごめんなさい!
確かに世界最古の土器が縄文土器って、意外ですよね~。
世界では4大文明を初めとした文明圏が広がっている中にあって、日本では縄文人の文明圏が先史時代の延長線上でえんえんと続いていました。(http://www.kodai-bunmei.net/blog/2007/05/000218.html に年表があります)
4大文明発祥の地あたりでもっと古い土器が出てきても良さそうなものです。
もしかして、その後の戦乱や略奪闘争の長い歴史の中で出土が難しいという事なのかも知れませんね。
投稿者 bunchan : 2007年06月05日 22:14
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