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2007年11月30日

弓矢の発明前夜、日本の黒曜石が大陸に運ばれた理由!

Simasanです。 :D
前回は「縄文の超集団統合は、北方民族から取り入れられた手法か?」
を扱いましたが、今回は、2万年前までの寒冷化、その後の温暖化という気候変動と、黒曜石によって劇的に変化した狩猟技術の発達が、以降の縄文集団の生活に大きく影響を与えたのではないか?という仮説の下に、その流れを詳しく調べてみました。
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「黒曜石のふるさと」より
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1.シベリアで発見された白滝村(北海道)の黒曜石
北海道白滝村の黒曜石がサハリンやシベリアの遺跡で発見されています。さらに、中国北部や、蒙古、シベリアなどおよそ北緯40度以北には、石刃技法や細石刃技法を特徴とする旧石器文化が広がっており、日本には、これら北の技術が朝鮮半島やサハリンを経由し伝わってきたと言われています。
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「日本人はるかな旅展」より
一方、北海道には、白滝遺跡を始めたくさんの黒曜石の産地があり、石材搬出のための分業システムや中継地などがあったことが、数々の遺跡から分かっています。
2.黒曜石どのように利用されたか?
黒曜石は、かなり優れものの石だったらしい。
「シベリアの氷河期の遺跡」で、考古学者、木村英明教授は次のように述べています。
>それは石器に違いないのだが、我々が普通に考える石器の範疇からは大きく外れたものだった。一般に石器といえば、ナイフとか槍先とか、形を見れば大体の使い道が推測できる。しかし、その石器は違っていた。長さは僅か㎝から2㎝、幅に至ってはほんの数ミリ。鉛筆の削りかすと間違えそうなくらい薄くて小さい。ただ、削りカスなら形はまちまちになるはずなのに、どれもこれも整った長方形をしている。
黒曜石は、鹿角や木の枝の先に取り付けて、大きな獲物を倒す目的に多く使われたようです。これらは、細石刃(さいせきじん)と言われ、動物を倒す矢としてはもちろん、固い皮や肉を切るのにも用いられたようです。また、軽くて細く小さいから、刃が欠けた時にはすぐ付け替えることができ、持ち運びが便利という優れものでした。
では、この時期に黒曜石が必要だったか?
3.2万年前、地球は最後の氷河期を迎えていた
約2万年前、地球はこれまでになく寒い時期を迎えようとしていました。
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アジア大陸の北部は氷河に覆われ、海面は今よりも100メートル以上低く、北海道は大陸とつながっていたようです。また、津軽海峡、対馬海峡は少し開いていたが、海が凍っていた時には、動物も人間も行き来できたと考えられます。平均気温は今と比べると7度以上低く、北海道付近は、現在のロシア、シベリア地方と同じような気候でした。
この寒さの南下と共に、大型動物も徐々に南下し、それと共に北海道付近までヘラジカなどの大型動物が入ってきたと考えられます。北海道ではマンモスのものと思われる骨が数点発見されおり、旧石器時代の日本にも生息していたと考えられています。(詳しくは、「縄文人の起源 北か南か??」を参照して下さい)
ここからは推測ですが、細石刃を使っていたシベリアの人びとが、その技法を携えて日本列島にやってきたのではないか?
実際、細石刃は氷河期のシベリアで生まれ、シベリアの人びとの間で広く使われた独特の石器であり、同じ形式の細石刃は、世界でもシベリアと日本だけにしか見つかっていないらしい。
そこで、この細石刃の技法に最も適した石として、北海道産の黒曜石が注目された訳です!
4.黒曜石は何故、シベリアに運ばれたか?
マンモスは約1万年前を過ぎると絶滅したと言われる。
2万年前を過ぎると、地球は急激に温暖化に向かっている。一般に、寒冷化に適応したのが大型動物であり、温暖化すると大型動物は激減する。それと共に、それまで捕獲の対象とならなかった小動物を対象とせざるを得なくなった、ということです。
そこで、小動物を射止めるには、軽く、鋭く、小さく、持ち運びが便利な武器が必要になったというのが、黒曜石が利用されるようになった理由ではないか?
その後は逆の流れで、温暖化と共に、小動物を射止める材料として便利な黒曜石が徐々に北の方まで広まり、ついにはシベリアあたりまで伝播したと推測できます。(但し、本当に、1,000㎞近くも北海道から離れたところに、長い時間を掛けてではあるが運ばれたというのは驚きです。)
このあたりかなり推測が入っていますので、さらに詳しい方は、ご意見よろしくお願いします! :-)

投稿者 simasan : 2007年11月30日 List  

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コメント

第4弾も期待してますよ!

投稿者 mrran : 2007年12月25日 23:02

リンク先を変えてください。
http://jomontaro.web.fc2.com/

投稿者 JWF : 2008年1月5日 07:17

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