2008年02月07日

縄文時代:アクセサリーの意味~集団統合のために

現在では、アクセサリー m034 は女性のみならず、男性もシルバーアクセサリー m034 などを身に付けるようになりましたね。縄文時代も、同じ様に身に付ける装飾というものが出土しています。

現在は、自分をキレイに見せたり…というような意味合いであると思いますが、縄文時代はどんな意味があったのか m052 追求してみたいと思います m049 m193

Jyoumon_DoseiMimikazari.jpg
今日参考にさせて頂いた縄文世界さんのサイトより~土製耳飾~土のピアス!

byさーね tikara

日本のアクセサリーの起源っ m050
m118 応援よろしくお願いします m049 m118
Blog Ranking にほんブログ村 歴史ブログへ

縄文世界さんでは、装飾を以下のように分類されています。

身体装飾法には次の2つがあります。
1.身体加工:元に戻らない固定的なもの:抜歯、叉状(さじょう)研歯、耳朶穿孔(じだせんこう)、入れ墨など
2.身体着装:着けたり外したりができる物:頭飾り、髪飾り、耳飾り、首飾り、胸飾り、腕飾り、指飾り、腰飾り、脚飾りなど。

確かに、現代でもタトゥーなどはありますが、身体そのものを装飾するということは普通の人はあんまりしないですよね。ここは結構ポイントかも。

では、装飾の意味は m052

縄文時代を通じて、数十万点という大量の装身具が出土しているそうです。それらの大部分は土器片などと共に捨て場から見つかっており、墓から副葬品として出土した物は思いの外少ないそうです。
貝塚や洞窟以外では、骨、歯牙、貝類などは消失し、石、粘土製品しか残らず、又、木など植物質も低湿地以外では残らないことを考えあわせれば、この傾向はより大きなものとなり、縄文人に取り、装身具とは基本的には日常的な物ではなく、祭りなどに関連した”ハレ”の物であり、祭りの時に使用し、その終了とともに捨てられたのではないかと考えられます。
数は少ないが、装身具が墓の副葬品として見つかることを、階級の存在を示す物と考える向きもありますが、装身具の殆どが墓意外から出土することを考えれば、装身具と階級との問題はより慎重な考察を要するものであると感じられます。

多くの古代文明では、王朝の長の墓から副葬品が出土することは多いと思います。すなわち、装飾品は権威を示すものであったことが多いのですが、縄文人はあくまで日常品として身に着けていた。
装身具:縄文前期から顕著となり、中期~晩期で種類も多くなる。晩期には最も複雑で精巧になる。
装身具の殆どが女性に独占されており、男性の装身具は腰飾りだけに限られている。装身具の種類が男女ではっきり区別されていることは重要な意味を持つ。元々、装身具はおしゃれの道具というよりは、性の区別を意識させる物である確率が高い。

概ね、装飾品が中期~晩期での出土が多いことから考えると、一つ意味が見出せます。中期~晩期は、各集団間の交流が始まったと言われている時代です。(その代表が三内丸山)各集団でアクセサリーがつくられ、各集団の存在を示した。それを身に付けることで集団の成員と集団外の成員を区別していたとも言えるかもしれません。
タトゥーなども、集団内で区別なく行われていたことから、やはり集団の成員であることを示すものであったと考えられます。

女性の方が、アクセサリーを身につけるという習慣は、現代と全く同じですね。この時代は、集団の充足存在であるために、アクセサリーを身に付けた。ひょっとしたら、女性が始めに身に付けたのかもしれませんね。

最後に、叉状(さじょう)研歯です。
sajoukennsi.bmp

抜歯とは違い、非常に例が少なく、これまで数十例しか見つかっていません。特殊な人物にのみ施された身体加工であり、呪術師などであったのかもしれません。

これは、集団内での精霊信仰に対する能力ヒエラルキーを示すものではないでしょうか?最も、自然に対して同化できる人=祭祀を司る人であることを示すものと考えられます。この時代においても、集団統合上、祭祀は重要な儀式であったでしょう。それを司る人の存在は集団にとっても重要であり、だからこそ、叉状研歯をしてまでその存在を示したのではないでしょうか。ちなみに、叉状研歯の形状を見ると、猛獣などに似せたのでしょうか?逆に、それくらい自然に同化していた人。と読み取ることができます。

縄文時代の装飾とは、終始、集団統合のためにあったと言えます。現代では、アクセサリーは個人で好きなものを身に付けています。ここは大きな違いですねー m193

投稿者 sawatan : 2008年02月07日 21:18

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.kodai-bunmei.net/cgi/mt-tb.cgi/445

コメント

>1.身体加工:元に戻らない固定的なもの:抜歯、叉状(さじょう)研歯、耳朶穿孔(じだせんこう)、入れ墨など

身体加工って痛みや苦痛を伴いますよね!下手をすればバイ菌が入って破傷風になることも考えられる・・・。おしゃれだから行うってものではない気がしますね。何らかの儀式が関係しているような感じがします。

例えば子供って身体装飾を行っていたのでしょうか?

投稿者 mrran : 2008年02月07日 22:18

>自然に対して同化できる人=祭祀を司る人<

邪馬台国の卑弥呼に代表されるように、古墳時代などは祭祀を司る人=女性というイメージがあります。

 縄文時代はどっちが主に祭祀を司っていたんでしょうかね?イメージとしては男性のような気がするんだけど・・・。
 アクセサリーとの関係性も興味深いですね

投稿者 ダイ : 2008年02月07日 22:27

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)